お酒探探検体長 ともチャンの奮闘編

連載     第一回・第二回・第三回第四回最終回
題目 さむらい どうしてできたの?

出演者
探検隊長 ともちゃん

杜氏 山さん

十八代 たけ氏



探検隊長 ともチャン
“越後さむらい” はともチャンにはそのままだと強いかなとは思うけど、味はマジで美味しいね。
ちょっと作り方を聞いてみよう。
「山アンちゃ〜ん!少し聞きたいことがあるんだけど?」

杜氏 山さん
何という、聞きかたであるか!
酒造り一筋・・・苦節の20年、語るも涙・・・杜氏になって早10年
“山アンちゃん”とは情けない。

探検隊長 ともチャン
かっこいい!山杜氏!日本一!天才、カリスマ!仙人!神様お願いだから、お酒の作り方を教えてちょうだいな。

杜氏 山さん
まぁしょうがないな〜
少し言葉遣いを勉強しておくように!

探検隊長 ともチャン
はーい。
ところで、この間の“越後さむらい”はどうやって造るの?教えてちょ。

杜氏 山さん
本当に口の聞き方もわからん奴だのう。だがこの“越後さむらい”に関しては社内機密事項、門外不出、超丸秘になっておって、十八代の許可がなければ教えることはできないのです。

探検隊長 ともチャン
(なぁんだそうだったんだ、あの十八代からなら簡単に許可はもらえそうだけど)十八代、たけ氏様 お話がありますよ。

十八代 たけ氏
何じゃ何じゃ。騒々しい酒蔵は神聖な所である。チャラチャラと飛んで歩く所ではないない!雪国のお酒が美味しいのは、雪がほこりを沈めて空気が澄んでいることも関係しているのじゃよ。

探検隊長 ともチャン
あのさぁ
一緒にさむらい飲もーか。

十八代 たけ氏
そうそう、つまみはししゃもか大力納豆がいいなぁ。
まてまて、まだ3時過ぎであるぞ。少々時間が早いな。

探検隊長 ともチャン
よく“美味しいものは時間を選ばず”ってよく言われているでしょ。

十八代 たけ氏
そんな“ことわざ”聞いたこともないが・・・まぁいいかお酒はちょっとだけよ。
〜〜〜その後 三時間が経過していった・・・〜〜〜〜

探検隊長 ともチャン
ところで十八代“さむらい”の造り方教えて!

十八代 たけ氏
やっと出たほいの、
よさほいのほいと〜
気分のいい時に水を差す無粋名奴じゃの。“さむらい”がよそで真似されては困るのじゃよ。

探検隊長 ともチャン
そんな心の小さな事では十八代の名が泣いちゃいますよ。超でっかい仕事を成し遂げる男には太平洋の様な大きな心があって欲しいと思うけど・・・。

十八代 たけ氏
まぁ新潟県には日本海しかないから心は小さいのじゃよ。

探検隊長 ともチャン
ごちゃごちゃ、言わないで教えてくださいね。

十八代 たけ氏
まぁ、ここだけの話だが、もともとこれほどのアルコール度の高い清酒など造る必要はなかったのだが、中国の青海省にだけ生息する天然の“冬中夏草”を使った一番体に良い健康酒を造ろうと思ったのじゃ。つまりアミノ酸が入った高アルコール清酒で“冬中夏草”のリキュールを造ってみたかったのじゃよ。

探検隊長 ともチャン
へ〜そうなんだ!
その“冬中夏草”のお酒はできたの?

十八代 たけ氏
それが駄目だったのじゃ。清酒には清酒の製造免許が要るし、リキュールにはまた別の免許が要るのじゃ。普通はすぐにリキュールの免許は下りてしまうのだが、所轄の税務署の許可がなかなか下りないのじゃ。

探検隊長 ともチャン
それからどうなったの?

十八代 たけ氏
まぁ時間だけが過ぎていったわけで仕方がないのでリキュールの元になる原酒をそのまま売るころにしたのじゃよ“さむらい”の原酒を一年以上タンクに眠らせて置いたのも仕方が無く置いといたということであったのじゃ。

探検隊長 ともチャン
うぅん・・・残り物を飲んでいる気分ね。

十八代 たけ氏
話はそうなんだが、人間を長くやっていると、偶然、運が向くことは良くあることなのじゃたまたま、そこに置いてあるお酒が美味しく変身してしまう。人生は運をつかむことが大切なのじゃ、そして楽しむことがもっと大切なのじゃよ。

探検隊長 ともチャン
また今回も探検隊長の任務を遂行できなかったけど十八代の許可をもらった事にして・・・
「山杜氏!許可もらいましたよ」っと言うわけで、なかなか“越後さむらい”の製造方法の探検に成功しないけど、次回こそは、ともチャンにご期待!!!

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